檀家と門信徒 浄土真宗では、檀家とか門信徒という言葉をよく耳にしますが、
どう違うのかと尋ねられることがあります。

簡単に言えば、
檀家とは、家単位の宗教。
門信徒とは、個人単位の宗教を言います。

また、『浄土真宗辞典』によれば

だんか 檀家
特定の寺院に所属してその寺院を護持し、また葬儀や法要を依頼する家のこと。「だんけ」ともいう。

もんと 門徒
同じ門徒のともがら。同じ教えを奉ずる同朋、または個人のこと。

と定義されています。

つまり、家でどこかのお寺の護持発展のために協力されているのなら、
その家は、そのお寺の檀家ということになります。

また、家とは関係なく、個人的に縁をお持ちのお寺があるのなら、
その人は、そのお寺の門信徒ということになります。

このように檀家は家単位、門信徒は個人のことを言いますので、
檀家としてのお寺と門信徒としてのお寺が違う事もよくあります。

参考文献
浄土真宗本願寺派総合研究所編『浄土真宗辞典』(本願寺出版社、二〇一三年)