元旦会と書いて「がんたんえ」と読みます。元旦会とは、元旦の日に行う法要のことで、正敬寺では平成25年より毎年午前10時より行っております。それ以前は、午前0時と同時に行っていましたが、近年、夜遅のお参りは難しいとの意見や、夜道は危険ではないかという意見などがあり、午前中の時間に行うようになりました。

午前10時より

 時間を午前10時にしたことによって、元旦会に多くの方々がお参りいただくようになり、時間帯を変更してよかったと思いました。特に若い世代の方々が家族と共にお参りいただくのは、お寺にとって有りがたいことだと思っております。
 元旦会は、まず最初にお参りいただいた方全員で「正信偈」というお勤めを行います。むろん本を見ながらとなえます。本のない方には、正敬寺で用意をした本を皆さんにお渡し、しそれを見ながら行います。難しいと思われる方がおられるかも知れませんが、みなさんでお勤めすると、意外に簡単で、初めての方も全員一緒に同じ調子でお勤めすることが出来ました。
 次に、副住職が御文章(聖人一流章・・・しょうにんいちりゅうしょう)を読みます。そして、それが終われば住職が法話を行います。このスタイルは毎年同じ形で行っています。みんなでお勤めをしてから法話が終わるまで、50分から1時間程度です。元旦会が終われば、雑談をされる方や、そのまま帰られる方など、個人の事情にあわせてそれぞれの行動を取られます。

墓参りをされる方も・・・

 正敬寺では納骨壇(室内型の墓言い方を変えれば院内型の墓)があるので、墓参りを兼ねてお参りされる方もおられます。
 全体のお参りをしないで墓参りだけをされる方もおられますが、お参りさせる方のほとんどが正敬寺の本堂の2階に納骨堂があります。そのため、本堂をお参りされて帰られる方がほとんどで、有りがたいことだと思っております。

輝かしいとしになりますように

 最後に皆様方にとって輝かしい年になりますよう、心より念じております。