納骨壇でのお墓詣り

以前、納骨壇の場合は、お墓参りはどのような形になるのかと尋ねられたことがあります。

お墓の形が変わろうとも、お参りの形態は変わりませんし、自由です。
ですが、なかなかイメージが湧きにくいかもしれませんので、参考にその一例を書いておきます。

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ほぼ毎月お墓参りに来られる

 その日も正敬寺の納骨壇にお墓参りにいらっしゃったその方は、毎月ほぼ同じ日に来られます。お見えになる前は、必ず電話で日と時間を決め、当日は、約束の時間より少し早めにいらっしゃいます。

 駐車場に車を置き、インタホーンを鳴らし「こんちには」と元気な声で挨拶をされます。お住まいは同じ八尾市の北の端なので一見遠く感じますが、「車で20分程度なので案外便利」とおっしゃっています。

ご本尊にお参りしてからお墓参り

 到着後はすぐに本堂の御本尊に手を合わせ、次は本堂2階の納骨堂に行き、お墓参りをされます。お墓の形態は昔と違っても、このお参りするという風景は変わりません。

お参りにいらっしゃるときは必ず電話で時間と日を決める

 ご連絡を頂いているので、あらかじめ、納骨壇の扉を開き、お焼香ができるように少し高めの焼香台を置き、お参りの準備をしておきます。

 お参りされる時は、私がお経を称(とな)えお焼香をして頂きます。お焼香はお経を称え始めたらすぐにしていただくようにしています。

お布施は必要ありません

 お墓参りの後でお茶を飲みながら少し話をさせていただきます。その時、「いつもお経を称えていただきますが、お布施はどのようにさせていただけばよいのでしょうか?」とおっしゃるので、私は「お墓参りに来てお布施が必要ですか?」言い、「どなたも同じようにお布施は預かっておりませんのでご心配なく」と申し上げると、お墓参りに来た人が「それもそうですね。それでは甘えさせていただきます」と気をつかいながらおっしゃました。

自然なこと

お寺の納骨堂にお墓参りにいらっしゃった方にお経を称えるのは、お墓参りにいらっしゃった方のお気持ちを大事にしたいという考えからです。そこには当然のように、お布施など発生するわけがありません。お墓参りをするのにお布施の心配をする必要がないのが自然な形だと思うからです。

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